ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組)

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	ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組)
	価格：￥ 2,982（税込）
	【私達の評価】 3.0点（5点満点）
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【私達のコメント】
01. 3部作のファンタジー、『ライラの冒険』の第1作「黄金の羅針盤（原題：THE GOLDEN COMPASS）」のＤＶＤが登場しました。 主人公の少女ライラ・ベラクア役を演じるダコタ・ブルー・リチャーズの演技は抜群です。共演するニコール・キッドマンを食うくらいのもので、この子を見出したオーデション関係者と演技指導の名伯楽も評価したいです。目で訴える力は、大人を圧倒しています。 この作品は製作費２５０億円をかけており、１９世紀のイギリス・オックスフォードを舞台にして作られています。フィリップ・プルマンの原作は、イギリス児童文学で最も権威あるカーネギー賞を受賞した作品の中では、過去最高の出来映えとされています。 原作同様、この映画は「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」という組み立てになるそうです。動物姿の「ダイモン（守護霊）」のＣＧもここまでくれば何も言えないほどの出来映えです。また現実社会とは似て否なる世界が広がっていることがいいのでしょうね。 アメリカの保守的なキリスト教の団体から映画に対する激しい非難がありました。反キリスト教を彷彿させる内容であり、かつ無神論を推進するものだとして、ボイコットを呼びかけています。「神（オーソリティー）」を扱うわけで、キリスト教的世界観とは合い入れない箇所も含まれており、ファンタジーだと見逃すわけにはいかない、という主張だそうです。 原作も映画もそうですが、神の描き方は西洋社会において、根源をなすもので、それだけ微妙な問題を通奏低音のように扱っているファンタジーということですから、一味違うのは当然です。その描き方が少し物足りなく感じたのは残念でした。 02. 終盤盛り上がり攻勢に転じ、さあーこれからの所でエンディング… 劇場は「えっ…何…」という雰囲気… 嘘が得意な設定のライラだが、製作スタッフも負けていない！ 怒っていいのか虚しいやら複雑な心境で劇場を後にしました… 映像は素晴らしく綺麗で役者も、いい演技をしています！ ライラ役のダコタは天才的な演技を披露しています… 作品の好みは人それぞれですが、この終わりかただけは頂けない… 本当の肩透かしの意味を理解した斬新な作品です！ 03. 原作はさておき、映画は構成が適当でストーリーもわかりずらく無理やり作った感が否めません。 映画館で見ても序盤から退屈で帰りたくなる感じでしたし、 ファンタジーなのにドキドキ感も皆無 家で見たら途中で見るのを止めるでしょう。 04. 魔法使いはいないけど、そのかわりダイモンが付いている。 複雑で不思議な世界。いくつかの部族が登場しますが、ちょっと区別がつきにくかったです。 でも、飛行機等の乗り物は夢のあるデザインで気に入りました。 鎧熊のイオレクは何か親しみを感じました。 まだ、旅は始まったばかり、長い作品の割に時間が短かったように思いました。 次回作以降も様々な世界や、物語もより複雑になるそうなので期待したいと思います。 05. パラレルワールドと呼ばれる多重世界があり、それぞれの世界は他の世界とは少しずつ違っている。ライラが住むのは、魂（ダイモン）が体の外に動物の姿として存在する世界。そこでは独裁的な支配が行われていたが、たくさんの世界を行き来するダストの謎が解かれることによって、この世界の支配体制が激変すると考えた政府がその探究を阻止すると同時に、ダストが影響をおよぼすダイモンを子供の体から切り離す実験を行っていた。ただ一つ現存する不思議な力を持つ黄金の羅針盤を手に、ライラは北にある謎を目指す。 背景だけでも複雑にもかかわらず、旅がはじまるまでの時間が短く、かつ旅の途中で鎧グマや魔女との出会いなどが満載で２時間を切る程度の内容であったために、あっという間に終わってしまったという印象で、退屈はしなかった。自分は原作も知らず、しかも吹き替え版で見たので、どちらかと言えば楽しく見られた。しかし、原作は相当厚い内容であるということは容易に推測できるので、原作を読んで映画を見た方は肩すかしに感じるかもしれないし、読んでない方であれば、字幕を見ながら理解するのがたいへんなようにも思う。 先入観なしで見た場合、この作品の世界観や物語構成は非常に面白く、それほど悪いとは感じなかった。ロードオブザリングが劇場版よりも1時間長いディレクターズカット版をDVDにしたように、連続物の劇場版は転けたら後がないだけに時間の制約が大きく、本作品のジレンマは理解できるが、本編が劇場版と変わりないように思うため，ディレクターズカット版が後日発売される可能性の予感もする。個人的にはさほど不満はなく、後で原作を読む楽しみができたので、星4つの評価。

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