01.
かなりよいです。ライブ感がそのまま伝わってきます。ビデオケースの裏にも、「このビデオは大音量でお楽しみください」と書いてあるとおり、今はない小沢健二のライブをみのがしてしまった人々も、絶対満足できるビデオです。曲名は、ヒット曲・・僕らが旅にでる理由、東京恋愛専科、戦場のボーイズライフ、愛し愛されて生きるのさ、ドアをノックするのは誰だ、イチョウ並木の、、、ラブリー、など、網羅しています!
02.
ビデオの1作目、2作目とリリースを重ねるたびに熱を帯びてきていた彼のライブ映像作品の最後を飾る3作目。それにしても、「犬」の頃の彼とはまるで別人のようなこのハジけっぷり、熱狂という言葉がこれほど似つかわしい映像作品もそうそう無い。みんなが知ってる、アノ曲コノ曲がさらにファンキーに大変身!スカパラ・ホーンズや服部隆久率いるオーケストラを従え、次々に繰り出される和洋折衷グルーヴの嵐、嵐、嵐!本当に凄い(特に⑤⑦⑫あたりはもう・・・ヤバイ)。ただ、会場での熱狂をそのままパックしたのは良いんだけど、音質に関していえば、ビデオ用にリマスタリングされている訳ではないので、正直いってあまりよくない。が、そんなことはどうでもよくなってしまうほど、パフォーマンス自体の質が高いのでさほど気にはならない。とにかく、彼の絶頂時をそのまま真空パックした貴重な作品なので、ファンは絶対必見です!
03.
はっきり言って音がものすごく悪いです。 大音量でお楽しみくださいってナレーションで言ってますけど、詰め込みすぎというか、やっぱり武道館の構造に合わせて音響をしたんだからステレオ2CHフォーマットにするとつらいです。でかくすればするだけノイズもでかくなります。音は☆一個です…しかーしやはり映像…ライブ映像というかもうドキュメンタリーという言葉のほうがふさわしいです。刹那に生きた男の一瞬のキラメキ、失われた青春をもう一度体現してみせた証としてファン必見! こんな天才そしてカルトスターは今後50年くらい現れないのでは? ドキュメントとしては☆五つです
04.
既に他の人が書いてるけど、本当に「祈り」の世界。 私は最終日に実際に行ったのだけど、今でも昨日のことのように思い出す。あれは普通の音楽による興奮なんてものじゃない。むしろ、黒人教会などで見られる宗教的な恍惚感とか法悦感に近いものだった。 ライヴの予定時間を大幅に超過したために、武道館側が怒り、最後には「もうやめろ」と言わんばかりに客席の照明をつけるというハプニングもあった。それでも小沢は無視して、そのまま歌い続け、踊り続けた。客ももちろん一緒に。というか、演奏者と客との区別なんかとっくに消えてなくなってた。 ライヴのあと、道端でたくさんの女の子たちが貧血を起こして、しゃがみこんでいたのを思い出す。それくらい人間の体力を完全に無視したライヴだった。 その凄みはこのヴィデオからでも、少なくとも部分的には伝わってくると思う。
05.
「LIFE]の曲を中心に、グルーヴ満載、ノリノリ。「LIFE」のライブヴァージョンと言っても良いだろう。小沢君自体も乗りにのってる時期だし、人間て悩んで悩んで、でも何にも考えなくってもどんどん進めちゃう時期ってあるんだろうね。これこそ小沢マジック!(意味不明) きっと小沢ファンが一番聴きたい曲を全部やってくれちゃってると思う。しかも、編集がものすごく良い。きっと小沢君に関わってる人って皆小沢君の音楽わかってるんだよなな世界なんだ。「強い気持ち強い愛」なんて、「強く強く強く-」ってトコ、どんどん空が高くなってぐわーって広がってくあの感じ。そうそうその感じ!ちゃんと映像で作ってくれてる。ライブの構成もちゃんとそうなってるし。かゆい所に手が届くんだな。わかる人にはわかるんだよね。小沢君ファンなら誰でもそうなんだと思う。意味伝わってるかな?でも、見ればわかるよ、絶対。全部の曲がちゃんとそんなふうに構成されてるんだよね。ああ、私が思ってた小沢君の世界、皆と同じだったんだって感動する。 「天使たちのシーン」は「There will
be Angel」っていう言葉が入ってるんだけど、そこすごくいい。小沢君もバンドの皆さんもお客さんも皆、何かに向かって祈ってるんだ。祈りの世界。とても神聖な時間を与えられる大きな感動に包まれるんだ。私が書くこんな文章なんて、無駄だって思えるくらい見ればわかります。小沢君の超ナレーションもとっても良い。
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