01.
恋愛モノが苦手な小生。 でもこの作品は 恋愛モノである。 時を隔ててこそ育まれる「愛」を見事に描いている。 お金もかけてないけど、大袈裟なシーンもないけど、「味」がじっくり沁み込んだ映画です。改めて、邦画の良さを感じた。ラストの卓球セッション(?)のシーンは涙なくしては観れません。 「愛情のある球を相手に投げなくてはいけません」 の台詞が生きています。 主題歌を矢野顕子が「丘を越えて」を唄っているのはびっくりした。 (あっこちゃんファンなので・・・)
02.
卓球もいいがなんだか温泉街のほのぼのした雰囲気を満喫できていい、どっかの昼ドラじゃないが。 そしてそれに家族の再生がからんでくる。家族の再生なんていうと行方が気になってハラハラしそうだがこれは安心して観られていい。
03.
ほのぼの家族映画。やっぱ、これからは家族、家庭を大事にできない奴はダメだね。 「オレがいなくたって会社はつぶれん。だが、母さんがいないと家がつぶれるんだ」 とてもいい言葉でございます。
04.
1998年、調べると本作主演松坂慶子は今村昌平監督のカンゾー先生に出演し、その映画はキネマ旬報第4位にランキングされているが、この映画はキネ旬にはランキングされていない。 しかし、カンゾー先生に本作卓球先生は全く遜色無い。 2000年キネ旬1位の「顔」で名脇役を演じた牧瀬理穂(ちなみに「顔」の主演は怪演
藤山直美)、2001年キネ旬1位の「GO」で主演を努めることになる窪塚洋介、大杉連等、その後光り輝く個性的なキャラクター陣の魅力がいかんなく発揮されている。 「Shall We Dance」の製作スタッフの力量なのか?それとも、たまたまこのキャスティングによって得られたコラボレーションなのかはわからないが、タイトルからは創造し得ない名画である。
05.
こういう映画を見ると、なんだかホッとしますね。 松坂慶子が普通の主婦という役ですが、綺麗ですねぇ。 普通の主婦に見せるために随分苦労したんじゃないでしょうか? ちょっと腰のあたり肉がついてましたが、役作りだったんですかね。 ほのぼのとしたストーリー展開は「Shall We ダンス?」に通じるものがあります。 「Shall We ダンス?」は、社交ダンスだったのですが、今回は温泉宿です。 忙しい現代に忘れ去られたような題材を巧く生かしていて、懐かしく感じられます。確かに、温泉で卓球はよくやりましたからね。 それと、いかにもありそうな会話がいいですね。旅館組合の主人達がすぐ相談、相談といって愚痴のこぼしあいをするところなど、いかにも、といった感じです。よく雰囲気がでています。 日本映画は、こういうタイプの作品はいいですね。下町人情ものといいますか。 昔、温泉で卓球をやった記憶なる方は是非ご覧になって下さい。おもしろいです。
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