01.
日本語!である「コンポラ写真」の語源「コンテンポラリー・フォトグラファーズ」と混同されやすいようだ。ロバート・フランクはこの写真集にジャック・ケロアックが序文を寄せているように、50年代に一世風靡したビートニク世代といえる写真家である。いわば上記の写真家たちに影響を与えた人といったほうが正確である。ロバート・フランクは924年スイスのチューリヒ生まれ。グッゲンハイム財団の奨学金を得て1955年から1956年にかけてアメリカ各地を旅行し、その生活をシビアな目で捉えた。その記録がこの伝説のというべき写真集に結晶されている。1958年パリのデルピル社から、翌年アメリカ版がグルーブ出版から刊行された。再版がスカロ社から出ている。撮影データは不明だが、おそらくライカによる撮影であろう。ボクのバイブルというべき一冊である。
02.
ロバートフランクはウォーカーエバンスの写真を意識して撮ったと言われています 8×10で撮ったウォーカーエバンスのアメリカ 35ミリで撮ったロバートフランクのアメリカ この共通点を探すのと写真表現の難しさそして面白さと奥の深さが何とも言えない デジタル化が進む中で写真というもの本質を考える事の出来る、外せない一冊だと思います
03.
ロバート・フランクの代表作。なんとも空虚なアメリカを冷静な視点で捉えるこの作品はアメリカや物質社会へのアフォリズムのように思われる。特にこの作品が彼の風刺を特徴づけたのではないか。後にこの本はハーバード大学のテキストになっていると聞いている。彼はスイスに生まれ二十歳になるとアメリカに渡りグッゲンハイム奨学金を得てこの「アメリカン」を制作した。その後映画制作などを手掛けるが表舞台には姿を見せなくなった。
04.
写真に関する本をみると、様々なところでこの本の名前を見かけます。 ところが手に入れたいと思っても今は洋書でしか手に入らないのですよね。 ということで手に入れてみました。 写真集ということでひたすら写真ばかりで解説もほとんどありません(しかも英語!)。 写真に関する基本ということで、手に入れておくべき本だと思います。
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