01.
ホームズの和訳はもちろん全て読んだのですが、原典を読んでみたくて購入しました。
紙質・文字の大きさはあまり褒められたものではありませんが…。
しかし全作品が網羅されているのに、お値段が2000円を切るんですから、ファンならぜひ手に入れたい本だと思います。
個人的には、ストランド誌に発表された当時の書体・挿絵が楽しめてお得だと感じました。
とっても重い(辞書並み)んですが毎日せっせと通学中に読んでます♪
02.
この「The Original Illustrated "Strand" Sherlock Holmes」が届いたとき、正直言って、重たいし、ぶ厚いし、文字は小さいし、紙質もチープかしら、、、と思わずにいられなかったのですが、そんな気持ちは、まだらの紐、赤毛同盟、、、、と読み進んでいくうちに、あっという間に消えていきました。ストランド誌に発表されたSidney
Paget氏のイラストも、そして紙面の文字のかすれさえも「そのまま」再現されていて、ホームズがロンドンの読者に熱狂的に迎えいれられた当時の雰囲気が開いたページから蜃気楼のようにたちのぼってきそうです。
年代順にストーリーが掲載されていて、最初の頃と、最後のシリーズあたりの紙面のあつかいが全然違うのもまた面白い。時代が下るにつれイラストも大きく取り扱われていて、きっと大変な人気だったんだなあ、、、、と思いをはせるのも、Pagetのイラストから、グラナダTVのシャーロック・ホームズ役のジェレミー・ブレット氏が、役作りに参考にしたのは、このシーンかしらと想像するのも、また面白いものです。
この本は、読む人をビクトリア時代の霧に包まれるロンドンに連れていってくれるタイムマシンのようなもの。私は、巷にはいろいろなホームズ本が存在しますが、これを手にいれて本当によかったと満足しています。
03.
シャーロックホームズは、NHKの海外ドラマでしか見たことがなく、小説を読んだこともなかったのですが、このボリュームにこの値段、とにかく安いと思って買いました。サイズは23.5cm×15.2cm、厚さ5.5cm、重さ約1kg、とても通勤時に読めるようなものではありません。しかし、この二ヶ月あまり、たっぷりホームズの世界に浸りました。読み物としては現代の探偵小説の方が面白いと思いますが、推理小説の原点というか、トリックの塊というか、十分堪能できます。ただ、活字が小さいのには少しくたびれました。(私は49才)また、NHKの海外ドラマは、シャーロックホームズの原作の雰囲気を実に良く描いていることに感心しました。是非DVDを買いたいと思いましたが、少し高いのではないでしょうか。
04.
いやはや、これには驚きました。 『ストランド』誌に掲載の全作品がファクシミリ版で一冊になっているだけかと思ったら、それ以前の2作品『緋色の研究』と『四人のサイン』のテキストまで巻頭に収録されているじゃないですか!! つまり、【ホームズの全作品が、初出時のイラスト入りで、こんなに安く手に入っちゃう】というわけ。 紙質が決して良い方ではないのと、印刷の限界で多少イラストがツブれてしまっているのがタマにキズですが、それでも何しろこの値段で全作品が揃うんですから、これはもうイチオシですよ
(^^)/。 装丁もシックで、分厚さとあいまって書棚が引き締まります。 こんなことなら、ペーパーバック2冊本の全集を買うんじゃなかったな~ (つ_;)。あ、でもあちらはこちらの初出時版とは微妙にテキストが異なるそうなので、まあ良いか。
05.
オリジナルの体裁のホームズがこの値段で手に入るとは驚き。ファンなら買わないと損。次号予告も当時のまま入り、気分は当時のLondoner.英語を読めない人も1冊あれば書棚が引き締まる。私はファンの端くれとして原書を辞書と首っ引きで読破。1年半かかりましたがその満足感は翻訳を読破したのとは違う、格別のものでした。
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