01.
各書の冒頭にわかりやすい解説が添えられており、見通しよく読める。英語は至って平易で、中学程度の英語のレベルで充分と思います。極力むずかしい語句はひかえた、まさにcontemporary Englishという感じです。
日本語でわかりにくかった部分が、こっちの方でわかるという部分も多いです。
この値段には驚きです。紙の質はさすがに上等とは言えませんが。粘着させるタイプの付箋をしおりがわりにすると、剥がすときに紙が破れるので要注意です。
02.
有名なエリザベス女王のあとを継いだジェームズ1世の命により、英訳された聖書です。
英訳の決定版、英語散文の模範となったこの訳が作られたのは1611年。
日本語だと、1600年代の文といったら古文でとても普通に読めたものではないですが、
英語は変化が小さく、この聖書もごく普通に読める英文です。
これが1600年代の英語かと、びっくりするでしょう。
むしろ、日本語の文語訳聖書よりもわかりやすく感じられるかもしれません。
ただ、神との対話などで二人称が「thou(汝)」になっていたり、
動詞も二人称-st、三人称-ethと語尾がつき、「you have」が「thou hast」になっていたりと、
適度な古っぽさがあって、雰囲気が出ています。
本文は2段組み、紙は真っ白、余白は少なくぎっしり印刷してあります。
本当に新約旧約どちらも入っているのかな?と思うほどの薄さで、また安価です。
巻末には「意味が変わった単語」というコーナーがついていて、
単語自体は今の英語と同じなのだけれど、当時の意味は違った、という単語を並べて解説してあります。
ちょっと古典っぽい雰囲気で英語聖書を楽しみたい方に。
03.
この本で初めて聖書を読んだが、比較的分かりやすい英語で書かれていてとても読みやすかった。文法的にもそんなに難しい表現はないし、たまに知らない単語が出てきてそれを辞書で引いたりすればどんどん読み進められる!英語で一度聖書を読んでみたい!という人にはオススメ☆
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