01.
アメリカのコメディ番組『FRIENDS』のファイナルシーズンの中でも取り上げられているこの本を自分のゼロ歳の息子に他の絵本と合わせてクリスマスプレゼントとして購入しました。 ストーリーには笑いもあり、涙あり、本当に感動しました。
とても良い自分への(結局)クリスマスプレゼントになりました。
02.
お話には感動して、泣きました。でも、絵がちょっとイタダケなかったですね。絵だけなら星2つ、でもその減点をおぎなって余りあるストーリーだったので、結果星5つです。
でも、日英両方のレビューを見ると、「感動した!」というたくさんの感想に混じって「ストーカー的」「子離れできない親」「起きている時にI love youというべし」などの批判もあるようですね。
この本の魅力は、親が子供を深‾く愛していて、しかもそれを寝ている時にだけ伝えている、ということにあるのではないでしょうか。起きている子供の意識にガンガンと愛情を伝えたら、重くてウザい、親の自己満足的愛になることもあります。そこをきちんとわきまえているところが、この母親の愛情のさらに深いところだと思うのです。もちろんアメリカ人ですから、起きている時にも"I
love you"といったりハグしたりはしていたでしょう。でも、子供の人生に立ち入りすぎずに見守って、無意識の部分に愛情を伝え続けたからこそ、この男の子は思春期に自分で悪ガキになったりしつつ、最終的には落ち着いたいい大人に育っていったのだと思います。
親の愛情はどんなに深くても深すぎることはないと思います。子離れとは関係性の問題です。この母親は、子供が2才の頃から、深い愛情と子離れを両立できているのではないでしょうか。私もこんな母親になりたい!と思います。
なお、この本の対象は「子育てに奮闘している親」だと思います。時と共に人が老いてゆくという概念が分からない幼児には、成長していく母子がッ一人物だということは分からないですから。でも、他のレビューにあるように、「親の涙を見られる絵本」として子供が好きになるのだったら、とってもステキなことですね
I recommend reading- Quest by Giorgio Kostantinos. Excellent bestseller
03.
三人の子供のそれぞれの園行事、お稽古の送り迎えでバタバタしています。Love You Foreverを子供に読んで、長男が生まれて、ママになれて、うれしくて、かわいくて、たまらなかったことを思い出しました!ベットでにこにことお話を聞いている三人も、いつかは大人になって巣立っていくのだと、うれしくもあり悲しくもあり。読み終わったら、私は泣いていました。もっと毎日の子育てを、大切にしようと、思いました。子供にもママやパパにも、おすすめの本ですよ!
04.
ROBERT MUNSCHの作品はトイレ・トレーニング絵本「I have to go」しか読んだことがなかったのですが、この本は一風変わった「親向け」の絵本です。どの国でも「親から子への愛情」は不変であり、無償のものですが、ソレが色濃く出た話。 抱擁・キス・言葉による愛情表現が日本とは違う北米文化を土台にしていますが、それでも共感する部分は多いと思います。 書店で立ち読みしながら、華厳の滝の水量のように涙が出てきて、即購入。 子供への読み聞かせだけでなく、お祖父ちゃんお祖母ちゃんへの贈り物としても喜ばれるかもしれません。
05.
お話にそってある一人の青年が成長していく。青年は育っていき親になり、老いた母の愛に気づき自分の中の子どもへの愛情を意識する。その育ちのステージが叙述的に語られる。お話は青年の成長を語り、それを包むひそかで深い母親の愛情がさりげなく淡々と歌われる・・・ 和訳を手に入れられる方がきっと多いのかもしれませんが、和訳は母親の愛情が美しく幻想的な絵としてイメージ化され表現されている気がしています。絵の力が勝っているような。原作は、文章と絵が叙述的であり、よけいに世代をつなぐ愛情の脈々とした流れを読む者に意識させます。和訳を楽しまれた方も、是非、原作も楽しんでいただきたいです。
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