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凄すぎる「量と質」…靴作りの歴史と現在の評価/価値に見いだされる「欧州人の仕事の丁寧さと愛」が、本作りにも間断なく反映されています!
特に興味を持ったのが「手入れ」の項の以下のような記述です;最高の靴をお持ちならば、最高のクレンジング・ギアを用いるべきです。出来る限り早く「アンティークな見栄え」に仕上げたいかどうかに関わらず、靴の色よりもやや暗めのクリームを用いるようアドバイスいたします。(訳出、及び内容の適切さに関しては保証しかねます) この「価値観とテクニック」は、通常日本で流布しているモノと正反対であり、まさに<価値はモノに付き、価値観はヒトに付く>という感じで、興味がつきません。
英語は割に平易であり、表現は楽しく機知に富んだ素晴らしい文章ですが、やはり「多くの写真」と「同士に共通する靴への愛」が、この本を理解する最も有効なツールといえましょう。この内容でこの値段は安すぎます!ぜひ一冊、靴の横に添えておいて下さい!?
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英語で説明された本ですが、写真がすごく多いので英語の得意でない人にとってすごく親しみやすい本だと思います。中に載っている靴の形も特に古さを感じさせない、フォーマルなものが多いので、見ていてもあきません。すごく買ってよかったと思います。
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すてき 靴の作り方のみならず、シューツリーやラストの作り方なども書かれていて面白い
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職人の仕事を知ろうとしたとき、 粗悪な資料を手に取ると、文章だけで工程を説明されたり、 小ざかしい技術論に終始されて、うんざりしてしまいます。 一方で良く出来た資料は、 図や写真がふんだんに盛り込まれており、 素人が読んでも十分に楽しめるものです。この本はそういう意味で分類するならば、良い資料です。 工程に沿った写真、シンプルな説明。 これだけ丁寧に職人の仕事を追っている本は そうそう無いのでしょう。 採寸し、ラスト(木型)をつくり、皮をなめし、 裁断し、縫い付けていく様子が完璧に把握できます。 人間の足の特徴、革靴の種類、工程、 更には靴の修復や磨き方まで書かれているこの本。 革靴の基本を知るための入門書としても、 職人の仕事を知るための趣味の本としても、絶好の一冊です。
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靴について面白い見方をしています。 ただ単にハンドメイド靴を色々紹介しているのではなく、 足の骨や筋肉の作り、それに対する靴の役割などが記述されています。 また、オーダー靴の採寸方法や国別サイズ表記などもあり、役に立ちそうです。 靴はどうやって作られるのかを写真を多用して紹介しています。 これは丸太から木型を起こし、牛のどの部分の革をどんな風に裁断し、 どうやって染色し、縫い合わせていくのかを事細かに紹介しています。 美しい靴を眺めるのではなく、まさに「解剖する」といった感じです。 靴の奥深さに触れられる貴重な一冊です。
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