01.
巷の鑑別診断の本は余計な記載が多すぎる、初めは有難かったりするけど、慣れてくると解説が邪魔に思えてきます
その点この本はシンプル。羅列的にいろいろ書いているだけです。しかし、他に何か見落としてないかな?と思った際
にちらっと見ると「それがあったか!」と診断に至る事がたまにあります(それがおもしろいんですが)。例えば胸痛で来た人に僧帽弁逸脱症なんて...ほら忘れていたでしょう?
02.
~よくも悪くも疾患の羅列となっております。 緊急度などの項目もなく、単に羅列なのです。こういう本こそPDAにして欲しいと思います。 使い方の提案その1救急外来で二冊目の本 1緊急の疾患を見分けるために使う本 2救急外来などで、緊急度がなさそうと判断→ちょっと合間に読む 見落としがないか読む こ~~のうち2にあたります。ちなみに1のような本は患者さま到着前に読んでおくべき本 ではないでしょうか、、、 使い方の提案 その2 入院患者さまで重篤感なく、他科にも依頼したいが、とりあえず考えられる疾患を挙げておきたい。そのための本。あたまの回転がスロウな僕にはこれくらいの使い道しかないです。 ちなみにしっかりとした疾患の羅列を~~みたければ、ハリソンの鑑別疾患をコピーした方が使えるのではと思ってしまいました。 ポッケにいれるためのポケットマニュアルだけど、ポッケにいれるにはちょっと重いし、内容的には机の上においておいてもよいはずです。 机の上においておいてよい本という部類では悪い ポケットにいれるには厚~~いが使いつらい
帯に短し、たすきに長しですなぁ もち、反対意見も参考にしてくださいね~
03.
鑑別診断の本はたくさんありますが、この本ほどコンパクトで、多岐に渡る症候を網羅している本は無いでしょう。パームより小さいですがとにかくその鑑別疾患の数に圧倒されます(例えば頭痛だと68の疾患があります!)。救急またはポリクリで疾患が頭に浮かばないときに最適な本です。はっきりいうと疾患の羅列なので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると実際の現場でかなり威力を発揮します。持っている人も結構いるのでまず見てみましょう、困ったときに使ってみましょう。
|