01.
なんといっても、Origin:の解説がなかなか面白いです。「へえー、こういう由来なんだ」と「へえ〜ボタン」(もうちょっと古いかな)を押しながら、読みものとして読んでいくと楽しめます。機械的に覚えようとするより、根拠があって興味を喚起するものの方が印象に残って覚えやすいものだし、それにOriginの部分の解説は小学生向きに書いてある上に文章が短いので、短時間の読みきりの読解練習としても向いていると思います。前から順番に読むのではなく、複数のページを並行して読むとか、勉強の合間に少し視点を変えて気分転換で数ページづつ読む、というようなやり方がいいと思います。
Originを読みながらやると、英語のIdiomsはシェークスピア、聖書などの他にもいろいろなところから入ってきているものが多いことに気づくし、意外にアメリカで近代になって生まれた表現が多いことにも気づきます。また、日本語と同じものもいくつかあって、びっくりします。そのような点で、ちょっと教養的な知識も身につきます。かなりお勧めです。
02.
他のレビューにもう書かれてあること以外を書きたいと思います。つい最近アメリカの友人が自分で使ったものの、いったいなぜそういうのかぜひその出所を知りたいもんだ、と言っていたことがありました。そのイディオムは Piece of Cake で日本語に訳すと朝飯前くらいになるのでしょうか。断言的にではありませんが、可能性の高いものとして、19世紀半ばアフリカ系アメリカ人が開催していたケーキダンスのコンテスト説が載っています。日本でも知っている人が多いイディオムですが、しかし、その起源を聞かれて答えられる人はアメリカ人にも何人いるでしょう。話のネタにも使えるし、自分の英語にも自信がつけられる一冊だと思います。
03.
日本語でお馴染みのイディオムも載っています。 慣用句ですから、その言葉の生い立ちに人の知恵があり、読み物として単純に楽しめます。見出しのイディオムのあとには、そのイディオムを使った例文と解説、そして語源が出ています。見聞を広げながら解説のスキルもみに付くでしょう。出版がScholasticなので安心して読むことが出来ます。
04.
ネィティブの子供向けの本ですが、日本人にはいい勉強になるのではないでしょうか。僕はTOEICでは940をとりましたが、この本に載っている熟語はほとんどわかりません。数ページに一つ知っているのがあるくらいです。このイディオムはどこでどう使われるのか、それが難しいところだと思います。子供向けで、大人があるいは使うと子供っぽすぎるかもしれないなどの不安があります。それでも、イディオムを語源から楽しく説明してくれていますし、それ自体に興味が沸きました。それに、ネィティブの片は逆に言えば、これらのイディオムは絶対知っているわけですから、知識のバックグラウンドともなりましょう。この本は日本語訳がされて出版されているようですが、それよりのお値段もお安いですし、英語も比較的平易(僕にはわからない単語などは時々ありましたが)ので、お勧めです。僕は暗記、暗記というよりか、パラパラとめくって楽しんでいます。
05.
大学受験に役立つと思い購入しました。 市販の参考書ではもの足りない、英語には自信がある難関私立大学受験者(文系)にはオススメです。受験参考書では身につけるのが難しいネイティブが使っているIdiom力をマスターできます。 それ以外の受験生の方は入試問題の傾向が違うので避けたほうが無難です。
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