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ROME[ローマ] コレクターズBOX

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ROME[ローマ] コレクターズBOX
価格:¥ 15,642(税込)
【私達の評価】
4.5点(5点満点)
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ガーディアン -ハンニバル戦記-
【私達のコメント】
01. このドラマは、古代ローマを舞台装置にすることで、現代の倫理観や道徳観念からは逸脱した(子供には見せられない!)エロティックかつグロテスクな愛憎渦巻くドロドロのドラマを違和感なく展開することに成功している。史実のエピソードはそれを再現することにはこだわらずに少し脚色して練りこんでいる感じだ。逆に当時の暮らしぶりや風習をうまく取り入れてストーリーを進めることで、ローマ社会の描写にはかえってリアリティーを与えている。

メイキングを見ることである程度は補えるが、内乱の流れの説明が不十分なため、古代ローマ史において最も有名かつ激動の時代のうねりまでは表現し切れていないし、実在した登場人物の描写や扱いには違和感を感じる人もいるだろう(とりわけカエサルは平凡すぎる)。

しかし、史実の描写に目をつむっても、このドラマを見進めてしまうのは、主人公二人の魅力によるところが大きい(二人の名前はカエサルのガリア戦記に登場する兵士から拝借したものだろう)
ヴォレヌスとプッロの二人の境遇はころころ変わり、ドラマをぐいぐいと引っ張っていく。二人の静かで熱い男の友情に触れるたびに、彼らがこの激動の時代をどう生き抜いていくのか最後まで知りたくなるはずだ。




















02. 塩野七生氏のローマ人の物語シリーズの第5巻「ユリウス・カエサル ルビコン以後」に相当する時代が背景の超大作。共和制末期の兵士・元老院階級や庶民の風俗・文化の再現に惜しみなくコストをかけている。まだ皇帝たちの建築ラッシュの前のローマの街の様子、特に庶民の生活が、住居、信仰、スラム街、ギャング同士の争い等、よく描かれている。上流階級の家の作り等は塩野氏の本でも紹介されていたが、それも含めて、犠牲の血をあびる壮絶な儀式、頼りとする奴隷との信頼関係、結婚、オクタヴィアヌスが後に綱紀粛正を徹底せざるを得なかった風紀の乱れ(その彼自身の嗜好もほめられたものではないが)等、何れも百聞は一見に如かずだ。

ローマ人の生活を忠実に再現しつつ、軍団出身の男性2人の熱い友情及び周囲の人々を巻き込む波乱万丈な物語と女たちの争い(特にオクタヴィアヌスの母アティア対ブルータスの母セルウィリア)とにスポットをあてるために、大きな逸脱はないが史実を脚色している。明らかに史実と違う点もある。しかしそんなこともあったのではないかと思わせる、歴史との接点をしっかり保った脚本が素晴らしい。塩野氏の本ではアティアは全く触れられていなかったが、本作では重要人物でその造形が面白い。あと、アントニウス、クレオパトラ、オクタヴィアヌスと彼を支えるアグリッパ等若きローマの指導者は私が持っていたイメージ通りでしたね。オクタヴィアは貞淑な人と思っていたので、本作では意外に思う場面もある。俳優達はチネチッタ・スタジオを中心にした撮影のため2年間イタリアに滞在したという。エキストラもイタリア人。イタリア人スタッフのプロの仕事とイタリアでの撮影が映像に歴史の奥深さを与えている。

大規模な戦闘シーンがもっとあればとも思うが、今後古代ローマの映像作品の規範となる秀作であることは間違いない。

03. すでに塩野七生さんの「ローマ人の物語」を全編読破していた。

歴史物の海外ドラマを見たのは初めてだったが、すごく楽しめた。見始めてから
ほぼ一気に見てしまった。史実を忠実に再現してドラマ化したというよりは、や
はりエンターテイメントなので人物の描き方も、脚本も少なからぬ演出が施され
ている。ほぼ全編が、損得、謀略、裏切り、愛と憎しみで埋め尽くされていると
言っても過言ではないのだけれど、それがかえって真実に近いのではないかと思
わせるほどリアリティーが感じられるし、不自然さが目立たない。

さらに特筆すべきは、時代だけを過去に持って行くだけで、ものの考え方や生活
週間などは現代のままというのがよくある「歴史もの」であるが、このドラマは
決してそうではない。時代考証が入念になされている後が伺える。奴隷という身
分や政治における女性の存在、セックス、暴力を含む「力」の意味など・・・。
このドラマだけをみて歴史を学ぶのは危険だと思うけれど、このドラマは歴史を
勉強する上で教科書では絶対に得ることのできない情報を知ることができると思
う。

このドラマの主人公はカエサルやポンペイウスではなく、一般市民の兵士である
ヴォレヌスとプッロであるとされる。性格が正反対のこの師弟は確かに存在感が
あるが、アティアやアントニウスも負けず劣らず目立っていた。特にアティアと
いう人物の描き方がとてもうまくてずっと注目しながら見ていた。


04. ローマ内乱という壮大な舞台を完璧な映像で再現していながらストーリーは『24』ばりのクライムサスペンス。
細部は書き換えられて正統な歴史物ではないのだが、ドラマなのだからとそれに目をつぶっても脚本がチープ。

愛と策謀がテーマらしいが、策謀と言えるほどの駆け引きは見られない。
誰もが近視眼的で、感情むき出しで、目先の利益や一時の感情に流されて行動している。
口を開けば「俺を裏切った」「侮辱した」「報復だ」。憎しみ、ねたみ、そねみばかりが
描かれている。問題が起きれば脅迫と暴力で解決。上から下まで、小人閑居して不善を為
すと言う言葉がぴったり合いそうだ。

確かに感情を中心に描くのはリアルなのかもしれないが、感情は人間の一面に過ぎない。
知性だとか、見識だとか、聡明さを見せてくれるシーンはほとんど無いのが残念。
カエサルは史実通り寛大さを発揮するのだが、彼の苦労や窮地が描かれていないため、
寛容さも単なる打算に映ってしまう。

現代を舞台にしたクライムサスペンスでなら妥当な脚本かもしれないが、期待していたためがっかり感は大きかった。
前半はまだ良いのだが、後半、元老院が機能しなくなると描写が個人に集中していき、
オクタヴィアヌスとヴォレヌスの周りのごたごたが交互に描かれるようになり、加速度的に
話のスケールが小さくなっていく。

しかし、それを補って余りある、とは言えないのだが、映像は素晴らしい。セットから小物まで非
常にこっていて、当時のローマが感動的なレベルで再現されている。宗教儀式、風俗、迷信深さ、奴隷の
扱いまでもが上手く当時の日常を描き出していると思う。
また脚本はともかく、出演陣の演技も素晴らしい。直情的だが唯一まともなプッロ、
すぐにキレる狂犬ヴォレヌス、バカで傲慢だがどことなく憎めないアントニウス、
威風堂々としたカエサル、小憎たらしいオクタヴィアヌス、最後まで野心が空回りしてい
るアティア、生真面目さがにじみ出しているブルータスとキケロ、
強欲な奴隷秘書にやたらオーバーアクションのデブの広報官。
誰もが生き生きと演技していた。

05. 会戦シーンなどを期待して買われる方は物足りないと思います。
ただそれに余りある人間ドラマがあります。視点となるのが一兵士なところが
「炎の英雄シャープ」に似てるなと思いながら見ました。なんせ「イーグル」を奪うか取り戻すかで、よく似てるなと。話はそれましたが、一兵士の視点に時の人物を絡め、歴史の目撃者的な演出が面白いところです。
共和制から帝政へと時代社会の変化するなかで、性格の異なる男が反発もしあうが、互いに助け合うという男の友情物語。それと女の賢くも怖さをも感じます。物語を見てるとローマ時代の社会を忠実に再現しているんだなぁと。それに生身の人間の欲がからみ美化せず描かれているのが秀逸です。当時の価値観風俗等を忠実に描こうとしていることだけでも見る価値があります。ナチス式敬礼のもとになったローマ式敬礼もちゃんと出てきますよ。



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