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もののけ姫

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DVD

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もののけ姫
(宮崎駿)
価格:¥ 4,195(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
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風の谷のナウシカ
【私達のコメント】
01. 宮崎アニメの中では最も難解な作品だと思う。

背景となる哲学がわかりにくいわけではない。非常に壮大なストーリーを短時間にまとめたために話の繋がりが分かりにくいのだ。無駄な台詞が全く無いため、ちょっとした会話の端々を全部理解しないと話の全体像が分からない。話の密度が他の宮崎アニメの数十倍、濃い。

それゆえ分かりにくく、彼の作品の中で最も誤解を受けているように思われる。高校のときの国語の偏差値は80を超えていて読解力に自信のあった僕でも、5回見てもまだ新しい発見がある。

そこが唯一の欠点。

公開当時に見たときは上記の分かり難さで話の全体が見えていなかったこと(更なる難点は、話の全体が見えるまで、自分が話を分かってなかったことに気づくことができない)で、「ナウシカの焼き直し??しかもラストがあっけない??いまいち」という感想しか持たなかった。二回目にテレビ放送で何気なく見て、これはすごい作品なのではないかとやっと気づき始めた。

なお、このDVDには英語トラックがついている。ぜひ英語版も聞いてほしい。英語版脚本は非常によくできている。これを脚色した人は、Neil Gaiman。著名な作家である。

例えば、冒頭のアシタカの旅立ちのシーンで、村の長老たちはアシタカが二度と帰らない運命であることを嘆く。お婆さんは「今後何があっても、そなたは我々には死んだものとする。永遠にな・・・さらばだ。」といってアシタカを送りだす。日本語版では分かりにくいが、アシタカが村を追放され、永遠に戻れない身であることが直截に語られる。その後、カヤが「私のことを忘れないで」とナイフを持ってくる。アシタカは「お前のことを一生忘れない」と応える。この二人が、これが永遠の別れとなることを互いに知っているという感動的なシーンとして語られる。ただし、監督曰く許婚であるアシタカとカヤの関係は、英語版では本当に兄妹という設定のようである。



02. 『僕はこの映画を12才で見て"日本人"になった』
すごくすごく影響されました。

03. 「何が言いたいのかわからない」とよく言われるが、
まさにその通りであり、だがそうではないのである。
これは話になっていないのだから。

カリ城・ラピュタなどのエンターテイメント性の高い作品と比べると
一応大まかな筋はあるもののかなり異質な作品である。
なにしろこの作品には敵も味方も始まりも終わりも存在しないのである。
ただ生きるモノが生きて行く姿があるのみである。

まだ左翼思想であったコナンの頃の宮崎だったらエボシは悪玉として、
タタラ場も批判的な視点でしか描かれなかっただろう。
そしてエボシは死ぬか、主人公側へと浄化させられる運命を辿っていたに違いない。
だが、作品世界ではエボシはむしろ当時としては先進的な考え方と行動力を持ち
様々な人間を別け隔て無く受け入れるタタラ場の長として格好よく描かれている。
(米を買うシーンでもわかる様にあそこの人間は他人に対して差別意識があまりない)
タタラ場もラピュタのように人が消えて滅びて終わりではないのだ。

主人公に関しても、肯定されるべきヒーロー・ヒロイン共に、
あの世界では異質というよりもむしろ忌まわしい存在として描かれている。
サンは犠としてモロに差し出され、
アシタカはタタリ神からの穢れを受けて村から追い出され(←これが理解できない人が多い)、
帰るあての無い旅に出た身である。
それでも、そんな与えられた限りある条件の中でギリギリの選択をしながらも
なおかつ前へ進もうと足掻くキャラクターが美しい。

そして、個人的に印象深いのがイノシシ神。
人間のかけた罠に全滅すると分かっていてもなお正面から飛び込む姿を、
それが猪の誇りだからという台詞をよりによって美和明宏に言わせるのが悪質(笑)。
そこでは人間が最新兵器を使い、同じ人間すら罠にする非情な方法で猪を全滅させ、
その猪の死体を被ってまでシシガミの首を捕りに行こうとするという、
完全に驕りたかぶる様がみてとれる。
何だか色々連想してしまうのは気のせいではないと思うのだが。

04. 生前、黒澤明が「ドストエフスキーは苦しんでいる人と一緒に苦しんでしまう、神のような資質を持っている」という趣旨のことを語っていた。

宮崎駿は、現役の映像作家で唯一“神のような資質”をもっている人間ではないだろうか。

この映画を観てそう思った。

05. 恐らく結論は出ない非常に繊細なテーマである。
自然界、とりわけ森に着目し、作品の背景は架空のものだとしてもかつてあったであろう森の存在感とそこに住まう生命の意味を考えた。
さらに序盤から死のイメージがストレートに表現されており、主人公アシタカは常に共生をといてきたが立ちはだかるものには矢を射た。
これは祟り神による影響もあったのかもしれないが若き純粋な正義感と生きることへの希望がそうさせているのか。はたまた時代背景から察するにそれが単なる礼儀なのかと私は疑問を抱いた。
色々考えたすえやはり曖昧な答え或いは表現は実感にかけるし最終的には「こだま」が表す様に無数の生命が自然界におり、その尊ぶべき命の重さと果かなさは人間も人も同じなんだと。自然界も含め生きるすべをそれぞれ共有しお互いになくてはならない存在でありバランスが大切であると改めて思った。納得はできませんでしたが。

次にストーリー以外でレビューをしてみます。
たたら場での男達の女達によるしりの敷かれっぷりがいい意味で痛快。さらにたたら場の包帯まきの長が話しをしたシーン。最後に微かににじむ涙が非常に印象的でした。
あとアシタカがサン達の塒につれていかれ気がついたら服の胸にあいた穴が縫ってあったシーンとか見たら私のちんけな正義感が燃え上がった。
そしてヤックルのかわいさは異常。

ここでは語りつくせない魅力でいっぱい。親子で見て楽しめれば理想なんじゃないかと思います。私はこれからもこの作品をずっと好きでいたいです。



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