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グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書 349)

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グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書 349)
価格:¥ 756(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
テレビ進化論 (講談社現代新書 1938) (講談社現代新書 1938)
【私達のコメント】
01. タイトルに釣られて買ってしまった。
広告モデルというよりは大手マスメディアへの提言なのだが斬新さはない。
著者の経歴のコンサルタント故に提案のコア部分はあえて書かない(書けない)のかもしれないが提言という割には既にビジネス化されているようなものもある。
テレビ局などの旧態然としたメディア人は読むべきかもしれない。ネットメディアも淘汰の時代になり旧メディアvsネットメディアという構図はもはや陳腐に感じる。
アキバ通り魔事件に象徴されるように現場にいる一般人が情報発信できる時代になっていることを念頭に置かなくてはいけない。
これまで参入障壁が高いと思われてきたメディア企業も広告に依存しないビジネスモデルを構築したうえで広告収入を試算すべきだ。
広告ありきのメディアでは読者から見放され、ひいてはマーケターからも見放されるのだから。

02. またグーグルか!と思ったが、グーグル自体ではなく既存メディアの対応策について
述べているのでそれなりには楽しめた。もっとも、迂遠な話より手の届くレベルに
終始している分、地味な内容とも言える。
どちらかというと、新たな可能性というよりも、既存メディアの延命策といった軸足。

著者は既存メディアを社会インフラ、民主主義の防波堤として必要だとしているが、
本当にそうだろうか。テレビは無くても困らないし、新聞はアメリカ並みには低賃金化
してもらって問題ない。
「グーグルに勝つ!」というタイトルではあるが、本書を読んだ後では既存メディアの
暗い将来しか浮かんでこなかったのが印象的。

03. タイトルからは、「既存広告モデル VS ネット広告」という対立構図が浮かびますが、改めて各メディアの果たしている役割や存在意義というものを再認識させてくれる、メディア論の入門書的な側面も強く、非常に読みやすい1冊。業界裏話のような雑学要素も随所に散りばめられており、広く深い内容に満足できました。

04. この2年ほど、毎月のように出される「グーグル帝国がマスコミを飲み込む」みたいな見出しの本や雑誌、ネットの特集。表面的な事象をつなぎ合わせただけで、きちんとした分析をしたり、「飲み込まれる」マスメディアの行く末を示した文章というのは多くない。本書はデータを元に、ロジカルに先細り感の否めないマスメディアの経営を論議している。

本書で一番手厚く述べられていたが、過去の名作を含め、テレビ、新聞などすべてのメディアコンテンツは、利用者の限られた時間を奪い合う競合関係にある最も印象に残った。マスメディアの人間はネットに時間を食われているという認識を持っているとは思うが、日常同業他社との数字(視聴率、部数)が主戦場と思っているはずだ。コンテンツは増え続けるから、人口が増えない限り、これから生み出されるコンテンツが確保できる時間総量は未来になればなるほど減っていくことになる。

総論的な提案はそんなに目新しいものではない。1、過去の財産(コンテンツ、ネットワーク)を有効活用せよ 2、利用者のセグメンテーションをしっかりやったコンテンツを作り、広告を受け取ってもらいやすくする、というもの。でも、取り上げる個々の事例、提案は具体的で面白い。例えば、新聞業界の人は未来の新聞というと真っ先に電子新聞を考えるが、アイデア自体は実はすでに大阪万博で提示されていたという。また、ラジオでクラシックを聞く人の平均年収は1000万円を超えるという。確かにこれをビジネスに生かさない手はない。

正直、ネットがあればいい、メディア外の人はもちろん、内部で働くクリエーター職でも生き残り策に関係ない人には関心のない話が多い。でも、本当にマスメディアはなくてもいいの?と著者は巻末で問う。価値観の共有、民主主義の土台作りという使命をマスメディアは帯びているはずだと。メディアに所属する人は著者のコンテンツ論とこの使命について、噛み締めて読まれたい。

05. 既存のマスメディアが今後も生存を続けていくための提言として、読む価値があると思います。
しかし、テレビ・ラジオ・雑誌については比較的的確な分析がなされているものの、なぜか新聞に関してはあまりに稚拙な議論に終わっているのが謎です。
こと、新聞に関してはまったくあてにならないので、新聞関係者はこれを読んであまり楽観しないことは必要でしょう。

それが実現出来るかどうかは別問題として、全体としては既存のマスメディアの広告モデルを時代にあわせてどう変化させうるかという点で、それなりにヒントが得られることでしょう。
少なくとも、現在世界を動かしていると言っても過言でもないメディアと言えど、必ずしも永遠のものではないかもしれないという危機感を持つきっかけになればそれだけでも価値があることでしょう。


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