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4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書 343)

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4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書 343)
価格:¥ 903(税込)
【私達の評価】
4.5点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
サッカー番長 0号―ヨイショ記事にはもう飽き飽きだ。
【私達のコメント】
01. 5月の帰国時に買った本。
それまでに書評とかでちょっと気になっていたので。

ナンバーとかでも記事を書いているスポーツライターの
杉山茂樹氏がその取材活動を踏まえて、サッカーの代表的な
布陣を戦術的な観点から解説していく
「監督目線のサッカーファンへ」の「日本初”布陣の教科書”」。
(帯のコメントより)

昨今のビッグゲームでのジャイアントキリングを布陣に着目して、
説明されると、思わず納得。
あと、今でもたまに「サカつく」をやるんですが、それぞれの
布陣に対して、なんとなく抱いていた感想を、改めて痛感することも
できて、ちょっと軽い感動も覚えたりして。

ヨーロッパのクラブチームや代表が多く題材として書かれているんですが、
日本のクラブチームで唯一取り上げられているのが、グランパス。
96年のベンゲル監督時代のグランパス。4-4-2。
岡山・平野の両翼がいて、更に飯島、小川の両サイドバック。
両サイドをえぐっての攻撃でした。
あの時は、4-4-2が基本の形だよな位にしか思っていなかったけど、
思慮深いモダンなサッカーだったんだよね。

それを思うと、ピクシーがベンゲルの4-4-2を踏襲し、
更に、4-3-3だったり4-2-3-1をオプションで使ってくるのも
理解できる。
新人監督ではあるものの、やっぱりヨーロッパのサッカー界で
身をおいていただけに、トレンドも踏まえながらの采配なんだよな。

それに引き換え、日本代表は・・・。
本書の結末と同じところに不安を感じるけど、
こういった布陣を考えた采配って出来ないのかね・・・。
最近は4-4-2を採用しているけれども、
岡ちゃんもこの本しっかり読んで、サイドを使ったサッカー
やって行って下さい。


02. 私自身は、プレイヤーの経験はなく理論・戦術などにも疎い人間でしたので、
戦術面での解説書は非常に新鮮でした。
様々な大勝負名勝負での試合結果の分析は非常に明快ですし、また試合経過
の中での戦術転換、またそれによる結果の変化など、興味深く、一気に読み終えました。
専門家にとっては賛否あるいは突込みを入れたくなる所もあるのかもしれませんが、
今までのマスコミの報道とその結果を考えれば、説得力のほうを、より強く感じます。
サッカーに限らず、トップに対し批判的な記事を書いたり発言をすると取材活動が
やりにくくなるためにどうしてもちょうちん記事を書いたり、はっきりとした批判をしない
(批判できる力もないのかも)評論家・記者が多すぎると感じていました。
この本がたくさんの人に読まれ、一般のサッカーファンのレベルをあげていくことで、
日本サッカー界のレベルアップにつながっていくことを期待します。
(私はこの本を読んだことで他のサッカー専門書も読んでみようかなと思いました)

それにしても、岡田監督はJリーグの監督としてはそこそこのレベルであることは
認めますが、日本サッカーの方向性をはっきりと示し、ワールドカップで番狂わせを起こして、
世界に注目され、評価されるような試合をするチームを作っていける「世界と戦う」監督とは
私にはどうしても思えず、理屈では説明できない不満を感じていましたが、この本を読んで
その理由を教えてもらったような気がしました。


03. 久々に明快で、一気に読ませたサッカー論でした。多少あやふやなところはあっても論点が明快なのでいやな気分にはなりませんでしたね。そこで、ぜひ、この見方に沿った専門家からの反論を期待したい!反論するとすれば、そこでは個人の特長・スキルなどの観点も入ってくるでしょうが、そういう別の切り口も入ることによって、議論が深まり、サッカーの楽しみ方が広がるのではないでしょうか。
それから、今後、著者には本書では明確に語られていなかった、個人やチームのスキルや「格」という抽象的な観点に対する論理的な説明が可能であればしてほしいと期待しています。


04. サッカーには色々な楽しみがあっていいと思います。本書は監督視点でサッカーを楽しむための本。

サッカーにおいてはファンタジーあふれる個人技、1対1での攻防、ミスや天候といった時の運なども重要。が、誤解を恐れずに言えば、それらは布陣という大枠の上に起こる些事に過ぎないということが、この本を読むとよく分かります。監督にとってサッカーとは、ピッチ上を俯瞰した上でチェスのように相手を追い詰めていく(スペースを奪っていく)知的なゲームなのですね。

05. 「このスペースに走り込んだのが良かったですね!」
「○○選手の折り返しの精度の良さがゴールを生みましたね!」

などのように見ればわかるような解説に飽きた方にはおススメの1冊です。

何故そこにスペースができるのか?
何故この選手は上がらないのか?
何故このチームは守備重視になるのか?
数的優位の作り方は?

このようにフィニッシュに至るまでの経緯を、
TVでは見ることのできない「布陣」の観点から詳しく説明しています。

また、攻撃的な選手を無力化するために攻撃的な選手を投入する。
センターフォワードなしで攻撃的な布陣をする。
トルシエやジーコは布陣の時点で負けていた。
などのように勝敗の裏に潜む「布陣」の妙を余すところなく伝えており、
今までの疑問がスッキリすることは間違いないと思います。

布陣を見るためにスタジアムに足を運びたくなるような本ですね。

ただし、布陣や戦術のすべてが書かれているわけでないのでご注意を。




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