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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
(泉 典子)
価格:¥ 1,680(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
ポジショニング戦略[新版]
【私達のコメント】
01. 「商品が2つあったら安いほうを選ぶ。3つあったら真ん中」
「9千円の商品が8千円になると安く感じるが、19万円のものが18万9千円になっても大して変わらないと思う」
「得している株はさっさと売り、損している株は手放さない」

などなど、人間の判断や行動がいかに合理的でなく、当てにならないかがよくわかる。

これまで、人間は経済活動に際して必ず合理的な判断を下すとみなされてきた旧来の「経済学」に対して、これでもかというほどチャレンジングで、とても面白い。

…のだが、訳がとても読みにくい(正直、後半は投げ出してしまった)。

直訳に近い訳がやたら目につくのだが、それもそのはず、訳者はこれまで「経済学」の本を読んだこともないらしい。
これではせっかくの面白い題材の魅力が半減。実にもったいない。

02. 行動ファイナンスの基本が、クイズ形式で学ぶことができ非常に参考になります。
人間の行動は感情によって左右され、必ずしも合理的行動では無いことが良く理解できます。

投資をするにおいて役立つ知識が満載です。
また、経済活動という意味では、日常で買い物をするにおいても必要な知識を学べ、私生活でも役に立つ知識ばかりです。

しかしながら、若干訳がわかりづらいことが残念でした。
また、後半の章は「ファイナンス」というよりは、それを科学的に示す神経学についてが主となります。
したがって、なかなか小難しい内容になってしまい、好みが分かれるかもしれません。

そのあたりの章は読み飛ばすとすれば、是非とも多くの方に目を通していただきたい一冊です。

03.

 毎月の給料の中の一万円と、競馬で当たった一万円は価値が異なって感
じてしまいます。
 あぶく銭は残らないと昔から言われます。
 一万円が道に落ちていたとして、拾った一万円を落としてしまっても、あまり
悲しくないと思います。毎月の給料の中のお金を一万円落としてしまうと、泣
きたくなってしまいます。
 同じ一万円なのに何が違うのでしょうか。

 持っている株が突然下がってしまうと言い訳に「あの会社はおかしいと思っ
ていたんだ。」とつい話してしまいます。
 あの会社の株を買うときは、さんざん「いい会社だよ。」と言っていたことを
忘れてついいいわけをしてしまいます。
 同じお金、同じ株なのに状況が異なると自分自身の中でお金、株に対する
価値観が変わってきます。
 何故、価値観が変わってくるのかを理解できる一冊です。
 あぶく銭を無くしてしまわないために是非読んでみてください。

04.  日常の買い物、レストランでの食事、旅行の話題、ビジネスでの選択・・・これは経済というより「生きること」そのものではないだろうか。人はとかく直感的で素早い判断を好む。これまで何気なくやり過ごしてきた自分のふるまいが、クイズを解くうちに、よく見えてきた。こんな「心の法則」があったとは驚きである。

「自分のものになると値が上がる」(保有効果)、「三つの値段のものがあると真ん中を選ぶ」、「交渉事は最後の印象で左右される」(ピーク・エンドの法則」「自信過剰が成功の確率を高く見積もる」(支配の錯覚)、「利得よりも損失に目が向く」(損失回避性)、「事が終わった後の評価はだれにでもできる」(後知恵)・・・

 この本を読んでいたら、イトーヨーカー堂CEO,セブン-イレブンCEOの『鈴木敏文 語録』を思いだした。鈴木氏は以前より心理学の重要性を強調し、「顧客の立場」に立つことを述べていた。鈴木敏文さんの商売の真髄は「行動経済学」を地で行くものだったのではないか、と思った。
「経済学」に素人の私でも楽しく読めた。経済というより「生きるための教訓」として、すぐにでも実践可能。「統計数字を見たら、%であれば実数に、実数であれば%に置き換える頭をもとう。最初に受けた印象と異なり、騒ぐことではない」とわかる。商品の「フレーミング効果」に気をつけて買い物をしよう。

05. 面白いし行動経済学に興味をそそられるという意味で、「はじめての行動経済学」書としては非常に良かった。

「選択肢が1つなら迷わない。・・・選択肢が増えるほど迷いは深くなり、はじめは買おうと思ったものも買わずに手ぶらで帰ってきたりする。」
「選択で目がいきやすいのは「肯定面より否定面」。」
「コンコルドの誤謬」(「=サンクコストの過大視」)
「勝者の呪い」
「新聞やテレビの報道を見るときに、各種の統計数字については、母体数がどれだけかを確認し、%表示であれば実数に、実数表示であれば%表示に、置き換える頭をもとう。そうすれば、最初に受けた印象と異なり、騒ぐようなことではない、とわかるかもしれない。」
「自己に対する評価はとかく甘くなりがちである。」
といったことが、色々な質問と具体的な実験結果、その教訓というセットで述べられている。

これまで読んだ行動経済学の本は、人は確実な損失を避けるために大きなリスクをとりがちという話ばかりだったが、本書は様々な行動経済学の成果が反映されており、行動経済学に詳しくない読者にとっては新しい知識が得られる。この知識を様々な局面で応用できれば、少しは騙されにくくなると思われる。本当は株式投資で応用できれば良いのだが、実際は感情が邪魔をして中々うまくいかない。こうした知見をいかにすれば実生活に活かせるか、必要な局面でうまく感情を抑制する方法を見つけ出すのも行動経済学(心理学?)で何とかならないだろうか。


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