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怖い絵

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怖い絵
価格:¥ 1,890(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
怖い絵2
【私達のコメント】
01. 取り上げられている20作品には、見た目からおぞましさを感じる絵もあるのですが、この本の特徴は、何と言っても、見た目は何でもない普通の絵でありながら、そのバックにある社会風潮や物語に隠された怖さが語られていることでしょう。

その典型が、作品1のドガの「エトワール、または舞台の踊り子」でしょう。
ドガの有名なこの絵を知らない人は少ないでしょう。
舞台中央で踊るプリマドンナの表情に媚を見ると言われても、客商売で人気を維持するためには当然だろうと思ってしまいます。
でも舞台の袖の黒服の男が、パトロンで彼に媚を売っているのだと言われると、「えっ」と思ってしまいます。
確かに、当時の「踊り子」と言う商売が、非常に身分の低いものであって、売春もどきのことが行われていたという話は、小説等で知識としてはありました。それが、ドガの絵を見た時に結びつかない私がいました。
ドガの絵=名画と言う先入観が、そこに描かれている対象を浄化して見せているのかも知れません。

作品19の「メデュース号の筏」(ジェリコー)にしても、学校ではピラミッド型構図の典型として教えられた記憶があり、その描かれた史実については知りませんでした。その裏にある時代背景や身分による差別があったこと、その結果起こった147名中の生還者10名という事実、そして人肉さえ食らったということ、確かに、それを考えると「怖い絵」です。

一番気になったのは、作品14「マリー・アントワネット最後の肖像」(ダヴィッド)です。
いろんな彼女の肖像画は見知っていますが、余りに年老いて美しさの奪われた顔がそこにあります。若くして処刑されたと言う事を知っているだけに驚きでした。
ただ、処刑台に向かうと言うのには、余りに泰然としており、崇高ささえ感じられるような態度に見えます。
改めて、彼女の人物を知ることが出来たような気がします。

02. どの絵を怖いと感じるかは、当然、人により異なりますが、私が一番怖かったのは、

ジェリコーの『メデュース号の筏』

大きなキャンバスに、人と筏が、ダイナミックなピラミッド型の構図で描かれている。

海の波の隙間に、隠れるように小さな船が見える。

私は、長年この絵を、遭難した人々が救助される直前の姿を描いたものと思っていた。

しかしそうではなく、上流階級の人達だけが救命ボートで助かり、下層の人々が

見捨てられていく状況を描いたものという。

それを知った時は、確かに怖かった。

しかし、ジェリコーはその後、次の傑作を画けず落馬が原因で32歳で死んだ。

死の床でジェリコーは「僕はまだ何もしていない」と叫んだとのこと。

私には、この言葉が一番怖い。

03.  「十六世紀から二十世紀の西洋名画に恐怖をたどる小さな試み」
と著者が書いているように、
「有名な絵画」に、
その描かれたモデルや、画家の境遇、当時の世相、寓意などによって、
現代のわれわれが慄然とする恐怖が盛り込まれている事を解説してある本です。
 ボルバイン作「ヘンリー八世像」は王様の立ち姿の肖像画です。
 この肖像画が描かれた当時、ヘンリー八世は前妻に姦通罪を押し付け一族郎党を処刑したばかり。
 「メディース号の筏」
は当時の実話を絵画化したもので、画家は死体を貰い受けて腐乱する様をスケッチして作画した。
 など、

 私が最も怖かったのは、ゴヤが自分の別荘食堂の壁に描いた
「我が子を喰らうサトゥルヌス」
 絵を見ただけでも怖いです。
 自分のために書いた、その絵は、ゴヤの精神的な回復を手助けしたものと推測されるそうですが、
「こんな恐ろしい場面を食堂の壁に描く、
その精神的な打撃を与えた出来事はいったいどんなものだったんだろう?」
と思うとゾッとします。
 

04.  20枚のヨーロッパ絵画を取り上げ、主題や構図ばかりでなく、ひとつひとつの画題の奥に隠された怖ろしい情念を解説してくれる恐怖ツアーガイドです。

 まず、アマゾンのこのページの表紙写真をクリックしてアップでご覧ください。
 なんとも底意地悪そうな流し目の女性が描かれたこの作品は、17世紀フランスの画家ラ・トゥールの『いかさま師』の一部です。悪意そのものの眼差しは、たしかに不気味な怖ろしさを発散させていますが、これはまだ序の口にすぎません。

 著者の中野さんによると、16世紀に「寓意画」が流行しました。画家が難解で凝った寓意や擬人像を考案し、鑑賞者はその解読に挑戦するという知的遊戯が宮廷社会に広まったのです。

 絵画に込められるメッセージは、決して明るいものばかりではありません。
 本書に取り上げられた「怖い絵」には、人間の欲望の深さ、弱い者への攻撃性、残酷なしうち、はては殺人、人肉食、性的虐待、近親相姦、etc.
 おぞましいもののオンパレードです。

 中にはひと目見ただけで嫌悪を感じ、不安をかき立てるような絵画もあります。悪夢にうなされるかもしれないので、感受性が強すぎると自覚している方にはお勧めしません。

 とはいえ、怖いこわ〜いホラー映画に比べたら、急に脅かされたりすることもなく、みかけの恐怖度はそんなに高くありません。むしろ、本書の真骨頂は、みかけは何の変哲もない絵に隠されている背徳や悪意の兆候です。

 たとえば、『エトワール、または舞台の踊り子』というバレエダンサーを描いたドガの有名な1枚。この絵の片隅に描かれている人物が何を意味するかというと……。

 おお、こわっ!!

 ブリューゲルもボッティチェリも、当時の時代背景に従ってこわ〜い絵を描いていたことを教えてくれます。

 感動とは別の意味でゾクゾクすることを保証します。

05. 「怖い絵」というコンセプトのもと、名画の数々が紹介されているのですが、
怖いとか、ぞっとするという気持ちよりも、西洋美術に対する知識が深まる1冊だと
思います。確かに、「我が子を喰らうサトゥルヌス」のように、強烈なインパクトで
しばらく頭から離れなくなる絵も何点かありますが、どちらかというと、謎解きの要素を
含む絵画の、知っている人にだけ分かる暗号を分析・解説している、という感じでしょうか。
個人的にはとても興味深い本だと思いましたが、敢えて評価は4です。
何故なら他のレビュアーの方も書いているように、絵の載せ方が下手です。
全く考えてないのでは?と言いたくなるほど。
(出版社の意図なのか、作者がそれをOKしたのか)
2ページに渡って載せている絵などは、中心の完全な箇所が見えない。
解説されてても、見えないよ......という絵も何点かあります。
それなら1ページに大きくどーんと載せた方がマシかと。
「怖い絵2」も買おうか検討中ですが、この点が改善されてないと、
ちょっと二の足を踏みたくなりますね。
それを相殺するだけの価値はあるとは思いますが。
絵を大事にして見たい人だと、ちょっとおすすめできないと思います。



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