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のぼうの城

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のぼうの城
価格:¥ 1,575(税込)
【私達の評価】
3.5点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
忍びの国
【私達のコメント】
01.  なかなか売れているらしい。
 確かにエンターテインメントとしてのストーリー性はあるし、一気に読める。しかし、小説としての完成度はいまいち。
 登場人物たちの時代考証を無視した言動(茶髪の武将が出てきそうな世界観である)が多々見られるが、これはもちろん意図的な現代風アレンジであって、そのことを批判するのではない。この手法は、若者にとっては司馬遼よりもスタイリッシュに感じられるだろうし、時代小説の裾野を広げるものであると評価できる。
 問題は、登場人物たちの描写である。彼らの『花の慶次』のような、つまり漫画のような描写がこの小説への感情移入を妨げている。なにより、主人公たる成田長親のキャラクターでありタレントであるところの「人間性」、つまり「将器」についての納得ある説明がされていないのが決定的に評価を下げている。語り部的役割である猛将正木丹波守のアフターストーリーにも同様のことが言えるが、初めに結論ありきの物語展開が強引で、一度疑問を感じて立ち止まってしまった読者を置き去りにしてしまう。
 さらに敢えていえば、日本文学が得意としてきた人物の心の陰影に関する描写が極端に少ない。これは、「表現のための物語」ではなく「物語のための表現」が優先され、物語そのものが目的化した結果であると言えよう。
 まあ、見方を変えて言い換えれば、スマートな展開で無駄がないとも言えるのかもしれない。してみれば、このあたりが「本を読まない」とされる若者にとって、読みやすく面白いと感じられる一因なのだろう。
 いずれにしても、私も若者の端くれだし、読み物としては面白いと思う。小説ではなく、漫画だと思って読むと良いだろう。


02. まず、表紙がいいです。自分も思わず表紙で買ってしまいました。
あまり深く考えずすらすら読むことができて、読後も爽快感というかいい気持ちに慣れる本です。




03.  わたしにとっては、武州忍城を舞台としたものといえば、
『十一人の侍』(工藤栄一1967)という映画以来かもしれ
ません。もっとも、本書の時代はだいぶ遡って16世紀の
後半、戦国時代の末期ではあるのですが。
 読み終わって、暑いときに少しビールを口にしたような
清涼感とわずかな体のぬくもりのようなものが残りました。
分量も適当で、ストーリーも正攻法のものだったからだ
(簡単な地図と登場人物の一覧があると、もっとよかった)
と思います。
 もう少しその理由を考えると、まず攻める豊臣方(特に
石田三成の胸の内)と守る成田方を対等の立場で交互
に描く構成、判官びいきをモチーフとして、数千の力で二
万三千の軍勢の攻撃をしのぐ意外性のあるプロット、最
後に登場人物を漫画チックに戯画化して、描き分けてい
ることでしょうか。何より、登場する人々がいずれも前を
向いていることが、読む者のハートを熱くするのだと思い
ます。
 本書の元は、城戸賞を受賞したシナリオで、帯には既に
映画化が進行中と記されています。どうしても大掛かりに
なり、ロケ地や製作資金の確保が難しいせいもあってか、
本格的な合戦ものといえば、黒澤のもの除くと『風林火
山』(稲垣浩 1969)、『真田風雲録』(加藤泰1963)、『雑
兵物語』(池広一夫 1963)あたりまで遡らないと先例がな
いようです。実現までにはいろいろなことがあるのでしょう
が、観ていてワクワクするような映画になることを期待して
います。


04. 高名な評論家や映画監督が絶賛したらしいので読んでみたが…これはひどい。
・まず、小田原城攻めで落城しなかった城は忍城だけではない。鉢形城・韮山城
(本文中に一回も出ていない)の両城が忍城と同じ扱いになっている。
・石田三成の水攻めに関しては、秀吉の意向によるものであり石田の発案ではない
という説が有力。石田本人は「水攻めはすべきではない」と考えていたが、
秀吉が詳細な指示を出して水攻めせよと命じた古文書が残っている。
・石田三成が非常に小物に描かれているのもどうかと思う。

創作部分も今ひとつ上手ではなく、ありえないような話が続く。とにかく読んでいて腹の立つ小説であった。これは歴史小説とはいえない。



05.  かなり前評判が良かったので、期待大で読んでみました。
 
 ハズレ!

 内容にガッカリしました。私は本構成に伝わるものがありませんでした。ごめんなさい。


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