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紅kure-nai 1 (1) (ジャンプコミックス)

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紅kure-nai 1 (1) (ジャンプコミックス)
(山本 ヤマト)
価格:(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
【私達はこんな商品も買っている】
紅公式ファンブック (集英社スーパーダッシュ文庫 か 9-8)
【私達のコメント】
01. ※始めに、私は原作を読んでいません。なのでこれはこのコミック単体への評価です。

少年誌に載せるには際どい下ネタがたまにありますが、とりあえずここでは触れません。
それより、ちらほら不自然な展開と設定が目に付きます。
まず第一話、ストーキングだけなら警察はまともに動いてくれませんが、犯人の男は既に不法侵入に加えて傷害事件を起こしています。しかも前科付き。揉め事処理屋が出張る必要は無いように思います。
第ニ話、崩月流についての疑問。冒頭で夕乃が真九郎に稽古をつけているのですが、この武術の体系がよく解らない。夕乃の技(相手の力を利用して<いなし>たり投げたりする)を見る限りでは、身体をあそこまでして丈夫にする(第一話で真九郎が説明している)必要は無いと思います。避ける事を前提にしているなら、自分の全身の骨を砕いてまで硬くする意味はあるんでしょうか?保険にしてはリスクが大き過ぎる気がしますし。効率も悪いです。
そして真九郎の過去話での誘拐事件。真九郎波瀾万丈過ぎる……というのは偶然という言葉で片付けられるので放置。犯人のグループは白昼堂々、あれだけの死傷者を出してまで児童館の子供達を誘拐します。銃火器(!)まで持ち出して。ちなみに誘拐は、最も成功しない(利益に結び付かないという意味も含む)と言われている犯罪の一つです。正直あんな街中からあれだけの騒ぎを起こしては港まで逃げ切れるはずありませんが。
第三話、波佐間氏。
さりげなく出したので気付きにくかったんですが、拳銃2つ持ってたんですね!笑いました!

かなり厳しく書きましたが、原作の評判を聞く限り、悪いのは恐らく漫画版脚本の方でしょうね。
絵は文句なく上手いですし、紫ちゃんは可愛らしいですし、逆にちゃんとした原作の方を読んでみたくなりました。
結論、コミック版は山本ヤマト氏の絵が好きな人にはお勧めです。

02. 片山憲太郎の原作ライトノベルは未読。
ということでこのマンガから入ります。
漫画・脚本・コンテ構成は各自担当ということで計4人体制の作品。

高校生の紅真九郎は揉め事処理屋の一員。
危険なストーカーから依頼人を守ったり、名家のお嬢様の警護をしたりと高校生としてはいささかハードな依頼を頼まれる彼だが、このような生活をするようになったのは8年前の事件がきっかけとなっていたのだ。
全体的にダークな作品でギャグは控えめ。各話ごとに様々な依頼をこなしていく主人公・紅と財閥令嬢の九鳳院紫だが、任務の中で彼の壮絶な過去とここに至る経緯などをフィードバックさせているのが特徴。また、『裏十三家』という13の財閥(紅はその一つ「崩月家」にお世話になっている。)の裏の勢力というのがこの作品の根底にあり、家柄の確執で起こる事件や紫の特異な家事情が物語のポイントと言える。

漫画は原作のイラストレーターと同一人物なので、
ファンにとっては「イラストが動く」というだけで嬉しいと思う。
なので原作からのファンには星5の評価だろう。
今後は13財閥から個性的新キャラが物語に絡むのを期待!

03. 物語の始まりは、九鳳院のお家騒動後からとなります。

小説版で感じられたゾクゾク感であったり緊張感は、本誌ではあまり感じられなかったが、変わりに主人公・紅真九郎と周りの登場人物たちとのやり取りが読んでいてなんだか微笑ましい・・・。
また原作でイラストを担当されていた山本ヤマト先生が描かれているので、特に違和感なく作品に入り込むことができました。

醜悪祭にて、怒りを感じた方にこそ読んでもらいたいコミックです。




04. いや〜、発売日に即購入し一読しましたが、いい出来栄えですね。原作同様、山本ヤマト氏が絵の担当をしている地点で個人的には、イラスト面では文句なしです。
内容の方も、各キャラの味をしっかり出していて、なおかつ紫と真九朗のやりとりは見ていて、温かさを感じ、微笑ましくもあります。原作ではあまり見られなかったキャラ達のこれからの活躍にも期待して星5つです!


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