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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)

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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
価格:¥ 777(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
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【私達のコメント】
01. 私は仏教の勉強をするものです。
その方面からみれば、
生物を生きている、死んでいるとは分けない。
有情か非情かで分ける。
つまり生きているか死んでいるかなどとは、詳しくあきらかに観れば観るほど、
その境目は本来無く、ただ法則に支えられた縁起観があるだけです。
福岡氏のいう「生命とは」とは「生命体」という物理の範囲での事。
☆マイナス1はその曖昧さにです。

縁起はある条件が満たされるとそこに即した生命が宿るという、縁によって起こるどこまでも広がる生命全体の法則の事です。
また、有情非情という情とは、自分のちからで自らの危険から逃げる事が可能かどうか?で分けられる視点です。
一部を除く草木はたいてい非情です。
火を近づけても、自分の危機を脱しえない…そういうものが非情になります。
仏教では世界全体を生きている死んでいるとは問わず、
有情、非情でしか分けない。

彼の研究も、そこに向かってゆくと思う。つまり生命体研究では限界がくる。
生命は、顕微鏡でいかに覗いて観ても、生命そのものは観れない。
また、大きくみれば、
「そのもの」を説明するのに、「そのもの自体の中に証明するのは不可能」というのは科学の常識にもなっています。
生命も、それ自体で営む事は出来ず、環境というものと影響しあっていかざるを得ない。
つまり有情と非情は常に交流しあっている…というのが仏教の考え方です。
この考え方自体が、
細胞の中であろうと、形而上の哲学がどこにでも当てはまるキーワードとなるだろうと思ってます。
結局は科学者、生物学者も、
生命を語るにはどうしても「物理では語りつくせない」形而上の法という側面でしか語れないのが実態ではないか?と思う。

あらゆる科学界の一流は、かならず物体のその奥にある「生命力」ともとれる形而上の「何か」の存在を感じて、
物理のいう「いかに」ではなく、「なぜ」といった問いかけをどうしても見つめていっています。
この本には、本来直感的に感じられるだろう処のその一点が触れられていない。

私は、その哲学的なものも含めた「生命とは」を、科学者である彼自身の声で読んでみたかった…。
そこが残念。

興味の有る方はそちらへ。笑


02. 表紙にあるように、生命とは何かという問いかけに対して、いろいろ考えさせられた。

生命とはDNAであり、他の生物以外のものとは違い、生物は秩序を保ったまま生き続けるもの。
みかけは同じものにみえるが、常にその構成物質は循環していて、
同じものがずっと存在し続けることはないというような均衡状態、
すなわち動的均衡を保っており、一度として同じものは存在しないもの。
とのこと。(誤読があったらごめんなさい)

原子がなぜ人に対してあまりに小さいかというと、それが内包する、
統計学上の誤差を小さくするためであるという理論などもおもしろかった。

野口英世の話や、生物学者の実像など裏話やエピソードが多く、おもしろいです。

少し難しい部分もあるけど、文章がうまいので、何とか読破できると思います。

抵抗はあるかもしれないけど、文系の方にこそ読んでもらいたい一冊。



03. 生命について、
たんぱく質一つ一つの活動に表されるようないわゆる生命の営みを
いったんマクロの視点で見ることで初めて理解できるという考え方は、
非常に逆説的で面白いと思いました。
仏教の思想に通じるような気がします。

ただ、読むのは苦労しました。
正直、途中の生物学的な説明はすっ飛ばしました。

でも、著者のアメリカでの研究者時代の話は、
その当時の熱い思いが込められて、引き込まれました。
いずれにせよ、読んで損のない本であることは確かです。


04.  本は、後ろのほうから読むのが好きです。

 福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)も
 「エピローグ」から読みました。
 
 1959年生まれの福岡先生とは、同世代です。
 都市近郊の新興住宅地で育った点も共通です。

 この本のエピローグは、
 昭和の郊外の風景を見事に描いています。
 その風景の中に存在するのは、
 子どもの頃の福岡先生自身の姿ですが、
 同じ年恰好の わたくしの姿も
 ちらりと見えたような幻覚にとらわれました。

 エピローグを読んだあと、
 頭の部分から読みはじめなければならないことを、
 しばらく、忘れてしまっていました。

    *

 こんな文章を、書けたら、もう死んでもいい。

05. 生物を勉強していない方にとって
これは生命の基本構造
DNAをはじめとした仕組みを知るのには
うってつけだと思います

ただベストセラーというだけで
買ってしまった
生物を勉強したわたしにとっては
ものたりずつまらないものでした

これは入門書です


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